座位訓練

座位訓練というのは何かというと、寝たきりの人に対して座ることを主としたリハビリである。この座位訓練というのは、その障害の大きさによってその目的が変わっていくものである。たとえば@長い間起きなかった人に対して、それを起こすということを目的として、座位訓練を行う場合。A最終的には椅子に座って食事をとったり簡単な作業を行ったりすることを目的とする場合。Bベッドから離れる時間を増やすために、座位訓練を行う場合と、それぞれによって座位訓練を行う目的も変わってくるのである。では、具体的にその様々な目的に対してどのような訓練を行なっているのであろうか。それについて見ていこう。

まず座位訓練を行う人は総じて寝たきりで背もたれに寄りかかりながら座ることができないのである。これには様々な原因が考えられていて、体幹が歪んでいるため、上半身をしっかりと支えることが難しかったり、また骨盤が寝てしまっているので、座位の姿勢自体が難しいのなど、様々な原因が考えられる。

またこの座位訓練は寝たきりの人に対して誰でも行うと良いというわけではなく、まず1つの条件として、障害の進行が止まっていることが条件の1つである。障害の進行が止まっていないのに、座位訓練をしてしまうと障害がさらに悪化する恐れがあるので、その点注意が必要である。また座位訓練は血圧の低下を招きやすいので、座位訓練の後には必ず検温を行うことも必要である。

さて、この座位訓練の実際の方法であるが、これは寝たきりの姿勢から最終的に椅子の背もたれに寄りかかりながら座ることを主とするものである。なので、少しずつ寝たきりの姿勢から、体を少しずつ起こしていく訓練である。はじめは180度に近い姿勢から少しずつ体を起こしていく。少しずつ少しずつ90度に近づけていく。そして、たとえば体勢を100度で維持できたら、その体勢を少しだけ長く維持できるようにする。最初は5分だけであったものが、少しずつ10分、20分と長く維持できるようにする。このように少しずつ体勢を起こしていき、それを長い間維持できるようにする。これが座位訓練の基本である。

注意するところとしては、患者に対して焦ってはいけないということである。こういったリハビリはいかに患者自身に「その気」になってもらうことが最も重要なのである。これを看護師の側から急かしてしまうと、患者としてはやらされている感を次第にもってしまい、意欲を失ってしまいがちになる。そうではなく、いかに患者自身のペースで意欲を維持しながら訓練していくことが必要なのである。

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